民法 総則 (H1-33改題)
次の記述のうち、誤っているものはいくつあるか。
1 所有権の侵害による損失が軽微で、しかも侵害の除去が著しく困難で多大な費用を要する場合に、土地所有者が不当な利益を得る目的で、その除去を求める事は許されない。
2 信義誠実の原則は、権利の行使又は義務の履行だけでなく、契約の趣旨を解釈する基準にもなる。
3 親が胎児のためになした損害賠償請求に関する和解は、後に生まれた子を拘束する。
4 自然人は、出生と同時に、権利能力があり、この出生とは、体が母体から全部露出した時点をいう。
5 自らの賭博によってできた借金を支払った後に、賭博は無効であると主張して、支払った金銭の返還を求めることができる。
6 胎児は、生まれてくるまで遺産分割協議ができないが、相続の承認・放棄は、3ヶ月という期間制限があるので生まれる前でも代理人によってすることができる。