民法 債権(H17-28)
贈与者Aと受贈者Bとの関係に関する次の記述のうち、判例の趣旨に照らして妥当でないものはどれか。
1 未登記の建物を書面によらず贈与した場合において、AがBにその建物を引き渡した ときは、Aはその贈与契約を撤回できない。
2 既登記の建物を書面によらずに贈与した場合において、AがBにその建物を引き渡し たときは、所有権移転登記が未了であっても、Aはその贈与契約を撤回できない。
3 既登記の建物を書面によらずに贈与した場合において、AからBにその建物の引渡し が行われていないときであっても、所有権移転登記がなされていれば、Aはその贈与契 約を撤回できない。
4 負担付贈与においてBがその負担である義務の履行を怠るときは、Aは契約の解除を することができる。
5 Bに対する定期の給付を目的とする贈与であらかじめ期間の定めがあるものは、Aが 死亡しても、その期間内は効力を失うことはない。