行政法 行政手続法 (H25-12)
行政手続法が規定する申請に対する処分に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 行政庁は、申請がその事務所に到達したときは、遅滞なく当該申請の審査を開始しなければならない。
2 行政庁は、申請者以外の者の利害を考慮すべきことが要件とされている処分を行う場合には、それらの者の意見を聴く機会を設けるよう努めなければならない。
3 行政庁は、申請者の求めに応じ、当該申請に係る審査の進行状況および当該申請に対する処分の時期の見通しを示すよう努めなければならない。
4 行政庁は、申請をしようとする者の求めに応じ、申請書の記載および添付書類に関する事項その他の申請に必要な情報の提供に努めなければならない。
5 行政庁は、申請者の求めに応じ、申請の処理が標準処理期間を徒過した理由を通知しなければならない。
解答 5
肢1 正
(申請に対する審査、応答)
第7条
行政庁は、申請がその事務所に到達したときは遅滞なく当該申請の審査を開始しなければならず、・・・
肢2 正
(公聴会の開催等)
第10条
行政庁は、~必要に応じ、公聴会の開催その他の適当な方法により当該申請者以外の者の意見を聴く機会を設けるよう努めなければならない。
肢3 正 肢4 正
(情報の提供)
第9条
1項 行政庁は、申請者の求めに応じ、~努めなければならない。
2項 行政庁は、~必要な情報の提供に努めなければならない。
肢5 誤
(標準処理期間)
第6条
行政庁は、申請がその事務所に到達してから当該申請に対する処分をするまでに通常要すべき標準的な期間(省略)を定めるよう努めるとともに、~