民法 債権 (H20-30)
Aは、自己所有の土地につき、Bとの間で賃貸借契約を締結した(賃借権の登記は未了)。
AがBにこの土地の引渡しをしようとしたところ、この契約の直後にCがAに無断でこの土地を占拠し、その後も資材置場として使用していることが明らかとなった。
Cは明渡請求に応ずる様子もないため、AとBは、Cに対して次のア~オの法的対応を検討している。これらの対応のうち、民法の規定および判例に照らし、妥当なものの組合せはどれか。
ア Aが、Cの行為を不法行為として損害賠償請求をすること。
イ Aが、自己の土地所有権に基づき土地明渡請求をすること。
ウ Bが、自己の不動産賃借権に基づき土地明渡請求をすること。
エ Bが、占有回収の訴えに基づき土地明渡請求をすること。
オ Bが、AがCに対して行使することができる、所有権に基づく土地明渡請求権を代位行使すること。
1 ア・イ・オ
2 ア・ウ・エ
3 イ・ウ・エ
4 イ・エ・オ
5 ウ・エ・オ