民法 債権 (H3-29)
債権者代位権に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1債権者が債権の履行期前に債権者代位権を行使するには、保存行為の場合を除き、裁判上の代位によらなければならない。
2債権者は、自己の債権を保全するためであれば、債務者の一身に専属する権利であっても債権者代位権を行使することができる。
3債権者が特定物に関する債権を保全するために債権者代位権を行使するには、債務者が無資力であることを要する。
4債務者が既に自ら権利を行使している場合でも、その行使の方法または結果の良否によっては、債権者は債権者代位権を行使することができる。
5債権者代位権は、債権者が債務者の代理人としてその権利を行使するのであって、債権者が自己の名を持って債務者の権利を行使するのではない。